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腰痛や座骨神経痛の方は水を取ると・・・

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こんにちは大津市の腰痛しびれ整体院
大門健康治療所です。

本日もブログへの訪問ありがとうございます。

水が痛みを流してくれる


いのちの源=水

飲んだ水がおしっことして出て行くまでに、
体のどの部位を通るのか分かりますでしょうか。

ご存知でしょうか?

内臓の解剖学と生理学について、
理科で習ったはずなんですが
意外と忘れているのではないでしょうか。

正解は
胃または腸→門脈→肝臓→右心→肺→
左心→大動脈→腎臓→尿管→膀胱→尿道

となります。

口から飲んだ水は、だんだん体の下に移動して、
尿道から出ていきそうなイメージを
描いてしまいそうですが、


肝臓、心臓、肺 というように
意外と上の方まで戻ってから

腎臓へ行くんです。

肝臓、心臓、肺を
水分が必ず通過するということは、

そこを浄化してくれるということになります。

洗い流してくれてるんです。

まず肝臓の働きというのは、

代謝、解毒があります。

代謝は、食べたものを自分の体に合う形
要はエネルギーに変えて
全身に送り出す働きです。


血液や筋肉を動かします。

解毒は、主にアンモニアを
毒性の少ない尿素に変換して
尿中に排出する働きです。

身体に蓄積しない様に。

また、肝臓は異物の貯蔵という働きもあります。

例えば薬の肝臓通過率というのは30%ほどです。


製薬会社はこの肝臓通過率の高い薬を開発することを
常に目指しているとか。

だからどんな薬でも、飲んだものの大部分は
肝臓に溜まってしまうということなのです。

薬の長期使用を避けたい理由は、肝臓に
薬が溜まってしまうためなのです。

しかし、溜まった異物も実は少しずつ血液中に
排出されています。

昔、PCBという

発がん性物質を口にした人が頭痛、
手足のしびれ、また肝機能障害などを引き起こした

公害事件がありましたがその被害者の方は、
70歳を過ぎても色の濃いニキビが顔に表れていました。

それは肝臓で分解されなかったPCBが、
何十年と時間をかけて肝臓から
排出されている現れなのです。

このように肝臓は毒物をある程度は貯蔵してくれて、
脳や神経などの重要な器官が毒にさらされないように
守ってくれているのですが、それも許容範囲を
超えてしまうと肝硬変へとなってしまいます。

また肝臓は、グリコーゲンや脂肪など栄養素も
貯蔵してくれています。

空腹になると肝臓からこれらを放出して
生体の恒常性を保ってくれますが、
現代生活ではほとんどの場合、肝臓に栄養を
溜め込みすぎて脂肪肝となってしまいます。

肝臓に脂肪が貯まり切れなくなると、
その手前の小腸の筋層に脂肪が貯まり始めます。

肝臓が下流のダムで、
小腸が上流にあるダムのような関係です。


ですから内臓脂肪が貯まってお腹まわりが太い人は、
肝臓は当然脂肪肝ということになります。

飲んだ水は、小腸から吸収されて真っ先に肝臓を
通過しますから、水を飲むことによる肝臓の浄化は
かなり期待できます。

ダイエットしたい方や肝機能を向上させたい方は
水を飲むと良いのです。

それから、身近な解毒といえば、二日酔いです。
二日酔いを早く覚ます最も良い方法は、
シャワーを浴びることではなく、
酔いが覚めるまで水を飲み続けて
肝臓を浄化することです。

心臓についても、水が不足すると
血が濃くなってしまって
血圧が上がってしまいます。

それから、心臓の栄養血管である冠動脈にドロドロの
血液が流れると狭心症や心筋梗塞の原因となります。

冠動脈は行き止まりの構造の終動脈なので、出口がありません。
だから詰まってしまうと厄介なのです。
ちなみに脳も終動脈なので梗塞が起こると大変です。
体にとって重要な器官ほど、
再生能力が低い構造なのは何でなのでしょうね。

それから、肺。

肺はガス交換をする所であるため、同時に大気中の有害物質も
どうしても吸い込んでしまします。
それを浄化してくれるのが豊富な水となるわけです。
浄化といっても限度はもちろんあるのですが。

公害による喘息なども水を飲むことで肺機能の改善を期待できます。
また、タバコによって汚れた肺をきれいにすることにも期待大です。

ここでひとつ検証してみたいことがあります。
どなたかぜひご協力ください。
これから禁煙を考えている方、ぜひ2週間、
水を1日に1.5リットルから2リットル毎日飲んでみてください。

肺が浄化されるとタバコの煙が嫌いになる可能性があります。
2週間後にタバコを吸いたい気持ちに
変化が表れているかもしれません。
効果がありましたらぜひ連絡くださいませ。

もう一つ面白い実験を。
ニンニク料理を食べたあと、水をたくさん飲むのです。
これは水が胃の中のものを腸の奥へと流してくれることと
肺を浄化する2つの働きでニンニクの臭いが早く消えてくれます。

次に血管。

動脈硬化を防ぐことに水分は欠かせません。
それから、糖尿病の改善にも水は必須です。

糖尿病の検査項目にHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)があります。
HbA1cとは、赤血球と糖が結合したものです。
要するに使い物にならなくなった赤血球です。

基準値が6.5%以下となっています。
ということは残りの93%も正常な赤血球があるからいいじゃんと
思ってしまいそうですが、それがそうでもないようです。

7%を超えると失明などの合併症に要注意となってしまいます。

この赤血球と糖の結合を防ぐためには、血糖値の上昇している
食後2時間の間に水をよく飲んで糖質を早く排出させることです。

そうでないと食事によって血中に放出された大量の糖質と
赤血球が結合してHbA1cの結合を促進させてしまいます。

本当は糖質を摂り過ぎないことが肝心なんですが
食べすぎてしまった時には
私は水をよく飲むようにしています。

最後に腎臓です。
腎臓は血液から尿を作り出す大切な器官です。

油モノやチョコレートの食べ過ぎで
腎臓にドロドロの血液が通ってしまうと
腎炎、腎結石、尿管結石などの大変な病気になってしまいます。

また、激しいスポーツを連続してしまうと
一時的に腎炎になったりもします。

尿管結石や心筋梗塞などの、管に異物が詰まってしまう病気は
猛烈に痛いらしいです。

尿管結石になってしまったら大急ぎで水を大量に飲んでください。
そして誰かに腰をさすってもらいましょう。
尿管を揺らすのです。
救急車を待ってられないくらい痛いようですから
すぐに実行してください。

うまくいけば尿管につまった石が流れてくれます。
健康な腎機能を保つためにも水は欠かせません。

このように、生体を維持することに欠かせない水ですが、
一日に一体どれくらい飲めばいいのでしょうか。

夏なら、1日に2リットル、
冬なら1.5リットルくらいでしょうか。
それと、常に透明なもしくは色の
薄い尿が出るように心がけることです。

尿の色が濃いということは血液が汚れている証ですから
常に尿の色には気を配ることが大切です。

一方で水の飲み過ぎは水中毒にもなりますので、
2リットルくらいまでで十分だと思います。

水を飲まないほうが良いという学説もありますが、
私は積極的に飲んだ方が良いと思っています。

いかがでしたでしょうか。
水を飲むとことは体に良さそうだと、
なんとなく分かっていたことですが、
飲んだ水が出て行くまでの経路を

解剖学的に見直してみるだけでも、
その生理学的効果の意味が見えてきます。

最後に余談ですが、昔ある俳優が写真集を出すために
肉体改造をした際に1日に8リットル水を飲んでいたと
新聞に載っていたことを思い出しました。

8リットルはやり過ぎですが、水を飲むということは
健康維持だけではなく、引き締まった体作りにも
役立つのかもしれません。

私は毎日2.5リットルくらい飲んでいます。
体が水々しい感じがして、
体重も落としやすいことを実感しています。
みなさまもぜひお試しください。